All Chapters of この人生、昔の恋にはもう囚われない: Chapter 11

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第11話

数日後、晴臣から連絡があった。ようやく離婚に応じる気になったらしい。「離婚には同意する。財産は全部お前に渡す。ただし、一つだけ条件がある。あの日の事件について、警察に届け出たり、責任を追及したりしないでほしい」スマホを握ったまま、私は思わず鼻で笑った。「追及しないで、ですって?晴臣、今になってもまだ亜莉紗をかばうのね。あの男たちを手配したのは亜莉紗だったんでしょう?」電話の向こうが急に静まり返った。続いて、晴臣の荒い息が聞こえてきた。「お前……どうして、それを知ってるんだ?」私は義足に目を落とした。心はすっかり冷えきっていた。「あの日、襲われたときの亜莉紗の反応が、あまりにも不自然だったもの。あんな小細工、私には通用しないわ」私は悲しみをにじませた声で、静かにつぶやいた。「私がいったい何をしたっていうの?どうしてあんなに憎まれなきゃいけないの?どうして何度も何度も、私の人生を壊そうとするのよ……」晴臣は長い間、何も答えなかった。彼が認めようが認めまいが、もうどうでもよかった。結局、すべては亜莉紗の底なしの欲と嫉妬が原因だった。2日後、晴臣と離婚について合意し、離婚届は1か月後に提出することにした。その1か月、私は晴臣と一度も会わず、彼と亜莉紗のことも何も耳にすることなく、自分のことに専念し、この街を離れる準備を進めた。1か月後、晴臣と市役所で待ち合わせ、離婚届を提出した。受理され、私たちの婚姻関係は正式に終わった。手続きが済んでも、心は不思議なくらい静かだった。ようやく解放されたという安堵だけが残った。市役所を出たところで、晴臣に呼び止められた。「朱音、これから何か困ったことがあったら、いつでも俺を頼ってくれ。俺は……」最後まで聞くつもりはなかった。私は下腹部に手をやり、それから義足をつけた右脚を指した。「失った子どもも、損なわれた健康も、これまでの人生で味わった苦しみも、全部あなたたちのせいよ」晴臣の顔に、恥と後悔が浮かんだ。彼は深くうつむき、何も言い返せなかった。私は小さく手を振り、静かに告げた。「もう二度と会わずに済むといいわね」そう言い残し、私は空港へ向かい、そのままこの街を離れた。人の心は変わる。愛だっていつか壊れる。誰かを頼りにしたところで、最後に
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