画面に映し出された内容を、私は食い入るように見つめていた。指先が震え、マウスを握ることさえできなかった。右脚の断端に残った骨がずきずきと痛んだ。けれど、その痛みなど、胸の痛みの万分の一にも満たなかった。どうして……?この1か月、亜莉紗は昼も夜もそばにいて、水を飲ませ、食事まで口元に運んでくれた。夫の鷲尾晴臣(わしお はるおみ)も仕事を断り、つきっきりで看病してくれた。体を拭くのも、身の回りの世話も、すべて彼がしてくれた。この二人の存在だけが、暗い日々に残された光だった。それなのに、どうして二人がこんなことを?信じていた二人に裏切られた現実が、受け止めきれないほどの衝撃となって全身を襲った。息が詰まり、うまく呼吸ができない。震える手でスマホを取り出し、元夫の西園寺和真(さいおんじ かずま)に電話をかけた。すぐにつながり、受話口から少し嬉しそうな声が聞こえてきた。「もしもし、朱音……」「和真。あのとき、あなたが浮気してた相手って、亜莉紗だったの?」挨拶もそこそこに問い詰めると、和真は黙り込んだ。その沈黙が、何よりはっきりした答えだった。胸が張り裂けそうに痛み、心の奥まで震えた。長い沈黙のあと、和真はようやく口を開いた。「そうだよ、朱音。あの頃の俺はどうかしてた。本当に後悔してる。ずっと本当のことを話そうと思ってたんだ。でも、亜莉紗が言ったんだ。自分を裏切ったのが一番の親友だったって知ったら、朱音はきっと耐えられない。ショックで立ち直れなくなるって。それで、ずっと言えずにいたんだ……」もう聞いていられなかった。私は通話を切った。こらえきれずにあふれた涙が机に落ち、冷たい染みを広げていった。その瞬間、4年前の出来事が鮮明によみがえった。妊娠5か月でお腹も大きくなっていた私は、和真の服を洗っていて、ポケットからレースのショーツを見つけた。あのときも、今と同じだった。涙で顔を濡らし、胸元をぎゅっと握りしめながら、和真に問い詰めた。「誰なの?」和真は悔恨に顔を歪め、髪をかきむしるばかりで、最後まで相手の名前を明かさなかった。その後、私は離婚した。知らせを聞いた晴臣は、海外から急いで帰ってきた。鷲尾家の跡取りである彼は、私の幼なじみでもあった。子どもの
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