愛と別れのその先へ彼氏が性に興味ないって言うから、5年間、手をつなぐことと抱きしめることにとどまった。
キスも、親密な行為も、何もなかった。
同じ布団の中でも、彼は寄り添ってこない。
最初は、彼の性格がそうなのだと思った。
でも、ある日、彼は恩師の娘と子どもを作ると言い出した。
「ただ、精子を貸すだけだ。これは先生の遺言だから、断れないんだ。優香には、俺しか友達いないから」って。
私は、何も言わなかった。ただ、微笑んで、頷いた。
「うん。応援するよ」
もう、愛してない人のことで、正しいか間違ってるかなんて、争う必要ないものだ。