個人的に印象深かったのは、'The Haunting of Hill House' のように家そのものが語り手になる作品を訳したときだ。物の語りかける抑揚や間を損なわないよう、文体を統一しつつも部分的に言葉のリズムを崩すことで、読者に「そこに居る」感覚を行き渡らせるよう努めた。そうして初めて、原作の不穏さが日本語で自然に立ち上がると感じている。
興味本位で手を出すなら、まず心構えの話を少しだけ。僕は'掲示板で話題になっていた'Doki Doki Literature Club!'を最初に勧めたくなります。外見は可愛いビジュアルノベルだけど、プレイ中に想像しているものとは違う衝撃が来るタイプで、物語の仕掛けやメタ的な演出が好きな人には抜群に刺さります。