このことわざを英語で表現するなら、'Off and on'が近いニュアンスを伝えられるでしょう。
日本語の『一暴十寒』は、熱心に取り組んだかと思えば長い間怠けてしまうような、ムラのある態度を表しています。英語の'Off and on'も、継続性に欠ける行動パターンを指す際に使われますね。例えば『彼の勉強はoff and onだ』と言えば、頑張ったりサボったりを繰り返す様子が伝わります。
ただし完全に同じ意味というわけではなく、英語表現の方が若干軽い印象を受けます。『一暴十寒』の持つ、努力を無駄にするようなネガティブなニュアンスを完全にカバーする英語表現を見つけるのは難しいかもしれません。
この表現が持つギャンブル的なニュアンスは、実はビジネスシーンでも意外と使いどころがあります。特にスタートアップの意思決定や新規プロジェクトの立ち上げ時など、リスクを承知で挑戦する瞬間にぴったり。
例えば、市場調査が不十分な状態で斬新な商品をリリースする場合、『一か八かでやってみよう』という表現は、チームの覚悟を共有するのに効果的です。ただし、医療や金融などリスク管理が最優先の業界では、この言葉の使用は避けた方が無難。
面白いことに、英語の『all or nothing』に近いニュアンスですが、日本語ならではの賭け事の由来(サイコロの一か八かの目)が含まれるため、状況によっては軽妙なユーモアも込められます。重要なのは、この言葉を使う前にリスク許容度をチームで確認することでしょう。