日本語の表現って本当に面白いですよね。'否応なく'という言葉、日常でもたまに耳にしますが、その成り立ちを調べてみると深いです。語源を辿ると、'否'と'応'という対照的な二文字が組み合わさっています。'否'は拒絶、'応'は承諾を表し、これに'なく'がつくことで『拒絶も承諾もなく』=『強制的に』という意味に転じたようです。
英語で似たニュアンスを表現するなら、'willy-nilly'が近いかもしれません。これも同意と不同意を表す'will he, nill he'が縮まった表現で、偶然にも日本語と構造が似てますね。'Against one's will'や'perforce'も使えますが、文脈によっては'no choice but to~'とか'have no option other than~'みたいな言い回しの方が自然な場合も。言語の成り立ちを比べると、人間の思考パターンって意外と共通してる部分があるんだなと感じます。