三国志演義の諸葛亮北伐編を題材にした『出師表』のドラマ化作品では、蜀漢滅亡直前の情景にこの漢詩が引用される。特に2010年版のドラマでは、姜維が剣門関で詠むシーンが圧巻で、歴史の流れに抗う者の美学が伝わってくる。戦略シミュレーションゲーム『Total War: Three Kingdoms』でも、特定のイベントでこの詩句が登場し、プレイヤーに歴史の重みを感じさせる仕掛けになっている。
表題の英語化について触れると、訳者はそのタイトルを 'Sorry for Being Cute' としています。直訳に近い選択で、語感が日本語の軽い謝罪と自己肯定の混ざったニュアンスをうまく英語に移していると思います。
翻訳では語順や助詞のニュアンスをどう処理するかで印象が変わることが多いのですが、この英題は元の短さとリズムを保ちつつ、英語圏の読者にも意味がすぐ伝わるのが利点です。僕は他作品の英題、たとえば 'Kimi ni Todoke' が 'From Me to You' と訳されたケースを思い出して、タイトル一つで受け手の期待がかなり変わることを実感しました。
訳者の意図としては原題の持つ軽やかな自己主張を損なわず、かつ販促上のキャッチーさも確保する狙いがあったと考えています。個人的にはこの英題は作品の雰囲気に合っていると感じます。