海外のアニメファンコミュニティで『これは お前が始めた物語だろ』が話題になったとき、最初に目を引いたのは英語タイトルの解釈でした。『So You're the One Who Started This Story』という直訳的な表現が主流ですが、むしろ原題のニュアンスを残すため『Didn't You Start This Story?』と問いかけ形にしたファンサブもありました。
Redditのスレッドでは、主人公の成長描写と複雑な人間関係が『君の名は。』や『天気の子』のテイストと比較されていました。特に第三話のクライマックスで主人公が過去を直視するシーンは、『Your Lie in April』の情感と重ねるコメントが200件以上。英語圏では『伏線の回収が芸術的』と評価される一方、文化庁メディア芸術祭海外展で上映された際は『高校生の心理描写が日本的すぎる』という声も。
個人的に興味深かったのは、ドイツのアニメブログが『物語の責任』というテーマで5回にわたって考察していたことです。キーワードとなる台詞の翻訳では、英語版が因果関係を、フランス語版が運命論を強調していて、言語ごとの解釈差が作品の多面性を浮き彫りにしていました。