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今、魔界で勇者パーティー推しが流行しています。
今、魔界で勇者パーティー推しが流行しています。
Auteur: satomi

第1話

Auteur: satomi
last update Date de publication: 2026-01-21 07:21:32

 最近魔族の女性の間で流行していることがある。それが……。

 勇者パーティーのメンバーの中に自分の推しを作る事

 勇者パーティーっていずれは私達のところまでやってきて、この魔界の王であられる魔王様を討伐される人。私はちょっと賛同できずにいた。理由もあるけど。

「やっぱりこの子みたいに人と魔族とのハーフには私達の崇高な趣味にはついてこれないのよ!ちなみに私は王道だけど勇者デイビッド様推しね。オールラウンダーだしぃ」

「それってすべてにおいて中途半端ってことじゃないの?」

「そうよ!私はやっぱり戦士トム様推しかなぁ」

「脳筋じゃない!ここはやっぱり賢者のイアン様よ!」

「そうだ。ノエル、あんたの推しは誰なの?」

 三人の視線が私を射抜く。

「えーっと、雑用をしてるジョセフ様かな?」

「ホホホ、やっぱりねー。アンタみたいな半端者にはああいう雑用しかできないような男が丁度いいんだよ」

「逆に勇者様とか他の方を選んでたら、そっちの方が驚きだし、選ばれた方だって迷惑よね?」

「「「アハハ!」」」

 高笑いで大笑いしながら、遠ざかって行った。

 私は知ってるの。

 勇者パーティーにおけるジョセフ様の立場を。

 見てしまった。故意じゃないことは魔王様に誓ってここで宣言する。

「おい、こっちのポーズのほうがいいか?」

「いや、こういうポーズの方がいいんだろ?全く女心はわからないよな」

「そこの出来損ない!俺達をキレイに写真に写せ!そして、プロマイドの作製なんかをするんだ」

「…はい。わかりました」

 ええー?魔王様を討伐すべく日々研鑽してるんじゃないの?何なの?この集団ナルシスト集団?

 そんな中で出来損ないと言われた彼だけがまともに動いていた。他の男はどうすれば女が悦ぶかとかそんな話をしていた。

 だから、私は魔族の流行に遅れててもいい。あの雑用をしている青年、ジョセフと言っただろうか?その人の方が気になる。

 この事は魔王様に奏上すべき事柄だろうか?勇者パーティーが来ない事、腑抜けである事は喜ばしいことだから、放っておけばいいのだろうか?

 そもそも、なぜあのような男たちが勇者パーティーに選ばれたんだろう?

 私は実は家である城に帰った。

 城での私の扱いはよろしいものとは言えないけれど、住むところがあるだけありがたい。

「おお、ノエルじゃないか、大きくなったな。久しい気がするぞ?」

 避けていましたので、あなたと人間との間に産まれた子ですから。

「あいつはなぁ。長生きすれば良かったんだが……。人間だからなぁ。ノエルの寿命も大丈夫か心配だなぁ」

 私は勇者パーティーがここまで来た時にあなたが勇者パーティーの連中に口説かれやしないかと心配です。

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Commentaires (1)
goodnovel comment avatar
buchi
魔界では、勇者パーティーに推しを作るのが流行なんだね!魔界も時代の流れかな!
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