VRMMOジャンルって本当に可能性が広がるよね。最近ハマっているのは『ログ・ホライズン』的な戦略性とコミュニティ構築を描いた『オーバーロード』とは違う角度から迫る作品。特に『The New Gate』が面白い。主人公がゲーム内で最強になった後、なぜか別の世界に飛ばされる設定。ただの無双ものかと思いきや、世界観の解明やNPCとの交流がしっかり描かれていて、ゲームシステムを活かしたストーリー展開が新鮮だった。
もう一つおすすめしたいのは『ソードアート・オンライン』のアインクラッド編を思わせる緊張感のある『ブレイブリーデフォルト』。こちらはプレイヤー同士の駆け引きやギルド戦がメインで、現実世界の人間関係まで影響する深みがある。特にゲーム内通貨と現実経済をリンクさせる発想は、今までのVRMMO小説では見たことないコンセプトで目から鱗だった。
ふと思い立って短編を読み返すことがある。仕事で時間が取れない日でも、短い物語は燃料みたいに効くからだ。
まず手に取りやすいのは『蜘蛛の糸』。数ページで読み終えられて、善意と救済のあいまいさについてじわじわ考えさせられる。通勤の片道や昼休みに読み切れる長さでありながら、帰り道に何度も思い出す余韻がある。
それから驚きのインパクトを求めるなら『The Lottery』がいい。短さと衝撃の釣り合いが見事で、会話のきっかけにもなる。最後に『The Gift of the Magi』を挙げておく。哀歓の凝縮が短時間で得られるので、短編初心者にも勧めやすい。どれも読み終えた後に小さな満足感が残る、忙しい日常に寄り添う作品だ。