『イッヒリーベディッヒ』のサウンドトラックは、ドイツの風景と登場人物の心情を鮮やかに描き出す名曲揃いです。特に『Berlin am Meer』は、穏やかなピアノの旋律に乗せて、都会の孤独と希望を同時に表現しています。曲の後半で徐々に盛り上がる弦楽器の響きが、主人公たちの心の変化と重なって、聴くたびに新しい発見があるんです。
もう一曲外せないのは『Wolkenlos』。この曲は冒頭のシーンで使われていて、透明感のある電子音がドイツの広い空を連想させます。途中から加わるドラムのリズムが、物語の展開と共に加速していく感じがたまらない。サウンドトラック全体を通して、現代音楽とクラシックのバランスが絶妙で、情景描写の巧みさは他の作品と一線を画しています。音楽だけで物語の空気感が伝わってくるのが、この作品のすごいところですね。