英語版のエスメラルダの声を真っ先に思い浮かべるなら、Demi Mooreが担当していることになる。僕は彼女の声を聴くたびに、スクリーン上のエスメラルダの強さと繊細さが同居する演技に引き込まれる。声のトーン自体は派手さよりも内省的で、キャラクターの怒りや優しさ、信念が伝わってくるのが好きだ。
映画の本筋から外れても、Demi Mooreのキャリアを見ると納得がいく。代表作としてはまず'Ghost'が挙げられるが、そこでは感情の機微を抑えつつも強く表現する演技が光る。さらに若手時代の' St. Elmo's Fire'、法廷ものの' A Few Good Men'など、多様な役柄をこなしてきた人だと僕は感じている。
エスメラルダという役はただのヒロインではなく、自分の信念で動く人物だ。それを声だけで表現するには映画俳優として培った表現力が役立っていると思う。個人的には、Demi Mooreの演技経験がエスメラルダにリアリティと深みを与えていると感じる。
『ハリー・ポッター』シリーズでお馴染みのイメルダ夫人のビジュアルを生み出したのは、実はJ.K.ローリング本人のスケッチが基盤になっているって知ってた?
初期のコンセプトアートを手掛けたのはミリアム・エズラというイラストレーターで、映画化前に出版された限定版の挿絵を担当していたんだ。彼女の描くゴシック調のタッチが、あの威厳あるながらもどこか不気味な雰囲気を巧みに表現していたよね。エズラの作品集『The Art of Magic』には、イメルダのプロトタイプとなるスケッチも収録されているから、興味があればチェックしてみるといい。
後に映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズでクレディットされているのはコロムビア・パピエールだが、あくまでキャラクターデザインをブラッシュアップした立場。オリジナルのイメージを構築した功績は、やはりエズラのものが大きいと思う。