緑の魔女と言えば、まず思い浮かぶのは『オズの魔法使い』の西の悪い魔女でしょう。このキャラクターはL・フランク・バウムの原作小説や、1939年の映画『オズの魔法使い』で広く知られています。実はこの魅力的な悪役に焦点を当てたスピンオフ作品がいくつか存在しています。
最も注目すべきは2019年にブロードウェイで初演されたミュージカル『Wicked』(邦題『ウィキッド』)です。これはグレゴリー・マグワイアの小説『Wicked: The Life and Times of the Wicked Witch of the West』を原作としており、緑の魔女エルファバとグリンダの友情を描いた物語です。日本でも何度か公演されており、その独特の世界観と感動的なストーリーで多くのファンを獲得しました。
また、2013年にはディズニーが『オズ はじまりの戦い』という映画を公開しています。これは『オズの魔法使い』の前日談として、ジェームズ・フランコ主演で制作された作品で、緑の魔女の若き日の姿も描かれています。原作とは異なる解釈も含まれていますが、オズの世界をより深く知りたい方には興味深い内容となっています。
小説の世界では、先述したマグワイアの『Wicked』シリーズが続編を含めて展開されています。『Son of a Witch』や『A Lion Among Men』など、緑の魔女の死後のオズ国を描いた作品も発表されており、原作ファンなら楽しめる深みのあるストーリーが特徴です。