まずは頭の中にある“印象”を言葉で固めるところから始める。私はいつも、まずキャラの立ち位置(例えば
冒険者、都市の住人、戦闘特化など)と、その人物が受け取ってほしい第一印象を3つに絞る。次にシルエットを紙にざっくり描いて、遠目でも目立つ形を決める。シルエットが決まると、色と素材の組み合わせを考えやすくなる。たとえば『ゼルダの伝説』のようにトーンで世界観を表現することを意識すると統一感が出る。
私の場合、その後でレイヤーごとの優先順位を決める。顔まわり→上半身→下半身→アクセサリ、という順で決め、各パーツは機能(動かしやすさ、クリッピングの少なさ)と美観を両立させていく。色は3色ルール(ベース、アクセント、ニュートラル)を採用して過剰にならないようにする。
最後に微調整としてアニメーションやポーズで自然に見えるか確認する。照明や遠景で崩れないかをチェックして、必要ならパーツを差し替えて反復する。そうやって何度も試すのが、理想の見た目を作る近道だと感じている。