道具を揃えるところから入門すると安全に学べる。自分はまず、口に入れても問題ない素材を優先して集めた。市販の義歯用接着剤や歯科用ワックス、低温で成形できるサーモプラスチック(ポリマー系のビーズ)を手に入れ、フェイクの牙は柔らかめのシリコーンや歯科用レジンで作られたものを選ぶようにした。接着に瞬間接着剤や市販の多用途接着剤を使うのは避けるべきだと実感した。
装着前は必ず手や道具を消毒し、仮合わせを何度も繰り返した。歯にフィットさせるときは少量のワックスで位置を固定し、噛み合わせに違和感がないかをチェックする。痛みやしびれ、歯ぐきの圧迫感を感じたら直ちに外すこと。また長時間の装着や飲食中の使用は避け、製作した牙は使用後に中性洗剤で洗い、乾燥させて保管するのが習慣になった。
実践的な学び方としては、最初は安価な練習用素材で形を試作し、慣れてきたら歯科向けの安全素材に移行する流れが安全だ。痛みが続く場合や歯の動揺を感じたら、専門家に相談することを強く勧める。『
hellsing』みたいなキャラの造形はかっこいいけど、自分の口の健康が最優先だと心に留めておいてほしい。