『エヴァンゲリオン』のシンジとアスカの関係を深掘りしたファンフィクションで、特に印象的なのは『The Price of Being Human』です。この作品では、二人のトラウマと孤独が原作以上に繊細に描かれていて、シンジの内面の葛藤とアスカの脆さが交互に映し出されます。
作者はNERVでの日常を舞台に、二人がお互いの傷に触れながら少しずつ心を開いていく過程を丁寧に積み上げています。アスカの傲慢さの裏にある不安や、シンジの受動性の奥にある優しさが、衝突と和解を繰り返す中で自然に溶け合っていくんです。特に第12章の雨のシーンでは、二人の距離の縮まり方が原作のテイストを残しつつも全く新しい愛情表現になっていて、胸が締め付けられました。
『ブルーロック』の二次創作界隈でsae x isagiのカップリングが盛り上がっているのは、敵対関係から生まれる緊張感と潜在的な理解し合える要素のバランスが絶妙だからだと思う。
試合中の激しいぶつかり合いと、お互いのサッカーへの真摯な姿勢が鏡のように映し合っているところがファンの想像力を刺激する。特にワールドカップ予選での対決シーンでは、ライバルでありながらも唯一無二の存在として認め合う瞬間があり、そこから広がる『もしも二人が協力したら』というifの物語が楽しまれている。
キャラクターデザインの対比も人気の理由で、クールなsaeと熱いisagiの組み合わせが絵面的にも面白い。同人誌即売会ではこの二人を主役にした作品が毎回目立つくらい、創作の幅が広がりやすいカップリングだ。