テレビ東京の『アニメノチカラ』という番組でも特集が組まれたことがあって、水樹さんがヒナタの内面について深く語っている回が特に印象的でした。あとは、意外なところではラジオ『NARUTO Radio 疾風迅雷』の過去配信分。ヒナタの成長に合わせて水樹さんがどう演じ分けていたか、技術的な話も聞けます。音声だけの媒体だからこそ見える素顔がありますよ。
桜とヒナタの関係性を掘り下げた作品で特に印象深いのは、『Under the Cherry Blossoms』という中編です。ヒナタの内面の強さとサクラの成長が交互に描かれ、戦後の二人の絆が自然に広がっていく様子に心打たれます。
作者は医療忍としてのサクラの苦悩と、ヒナタが家族を守る決意を対比させる手法が秀逸で、特に雨隠れの里での共同任務のエピソードは、静かな緊張感と温かさが同居しています。戦闘シーンより日常の積み重ねで関係が深まる描写が、このカップリングの真髄を捉えている気がします。
最近読んだ'NARUTO -ナルト-'のファンフィクションで、確か'Sasuke and Sakura: Blades of Affection'という作品がそんな感じだった気がする。サスケが桜に小太刀を教える過程で、二人の距離が縮まっていく様子がすごく自然に描かれていて、特に修行後の疲れた桜をサスケが背負うシーンなんかは胸がきゅんとした。作者は「剣の動き=心の動き」というテーマを巧みに使っていて、最初は単なる師弟関係だったのが、次第に互いを意識し始める感情の変化がリアル。個人的に、サスケが桜の上達を認める時に頬を赤らめる描写が最高にしびれた。
この作品の良いところは、アクションシーンとロマンスのバランスだと思う。小太刀の稽古シーンでサスケが桜の手を取りフォームを直すとか、そういうスローバーンな展開がたまらない。『NARUTO』本編では描かれなかった「もしサスケが早期に里に戻っていたら」というIFストーリーとしても楽しめる。最後の決闘シーンで桜がサスケの奥義を継承する場面は、恋愛感情だけでなく忍者としての絆も感じさせてくれた。