モラトリアム人間とニートの違いを考える時に、まず注目したいのはその心理状態の違いだ。前者は進路や将来について迷いながらも、何らかの形で社会との接点を保っていることが多い。大学院に通ったり、アルバイトをしながら自分探しをしているようなイメージ。
一方、ニートは文字通り『Not in Education, Employment or Training』で、社会参加から完全に距離を置いている状態。友達と会うのも億劫で、昼夜逆転の生活を送っているケースも少なくない。モラトリアムが通過儀礼的な要素を含むのに対し、ニートはより深刻な社会問題として捉えられることが多いんだ。