ドキュメンタリー『The Ugly Animals: We Can't All Be Pandas』なんてどうだろう。イギリスの動物学者が主役のこの作品は、アンコウやプロングホーンといった「自然界の負け組」と呼ばれる動物たちの真価を探る。面白いのは、彼らがなぜそういう外見になったのかを進化論的に解説する部分だ。アンコウのメスがオスを吸収してしまう生態とか、見た目以上のドラマがあるんだよね。
オオカミの生態を可愛らしく描いたドキュメンタリーと言えば、'Wolves: A Legend Returns to Yellowstone'が印象的だ。イエローストーン公園に再導入されたオオカミの群れを追った作品で、子オオカミたちのじゃれ合いや家族の絆が温かく映し出されている。
撮影技術も素晴らしく、雪原を駆け回る姿や狩りの後の寛ぐ様子まで、自然な仕草が存分に楽しめる。特に子育てシーンは、人間と同じような愛情表現に思わず頬が緩む。生態系における役割の解説もバランス良く、可愛さだけではない深みがあるのが嬉しい。