冤罪死刑の割合について考えると、どうしても司法制度の不確実性が気になります。アメリカの『National Academy of Sciences』が2014年に発表した研究では、死刑判決の3.3%から5%が冤罪の可能性があると推定されています。これは100人中3~5人が無実だということです。
興味深いのは、この数字が実際に確認された冤罪事件だけを基にしている点です。証拠が完全に消えてしまったり、再審請求が認められなかったケースは含まれていません。『Journal of Criminal Law and Criminology』に掲載された研究によれば、米国の死刑囚の少なくとも4.1%は無実だったと結論付けていますが、真の冤罪率はさらに高い可能性があります。
冤罪による死刑執行という問題を考える時、どうしても胸が締め付けられる思いがします。統計的に正確な数字を出すのは非常に難しいのですが、アメリカの研究機関『Death Penalty Information Center』の報告書によると、1973年以降に死刑判決を受けた人のうち約4%が後に無罪が証明されたというデータがあります。