透きとおる午後の光にぴったりくる音楽を探すと、まず思い浮かぶのはピアノと弦の静かな対話だ。澄んだ音像が部屋全体をやさしく満たす瞬間に合う曲を三つ選んでみた。最初に挙げたいのはヤン・ティルセンのピアノ曲、'Comptine d'un autre été: L'après-midi'。繊細な右手のメロディが午後の余韻を引き伸ばしてくれて、読書や手紙を書いたりする時間にそっと寄り添ってくれる。
次にクラシック寄りの一曲、'Gymnopédie No.1'。エリック・サティの静謐さは、光がやわらかく傾く瞬間にぴったりで、余計な感情を拭い去ってくれる。僕は落ち着きたい午後、これをかけながら時折目を閉じて深呼吸する。最後にアルヴォ・ペルトの'Spiegel im Spiegel'。ミニマルな反復が心の雑音を整理してくれて、軽い感傷が心地よく残る。どれも音量は小さめで、空気のように流しておくのがいいと思う。午後という短いゴールデンタイムを、これらの曲が豊かにしてくれるはずだ。
『昼行灯』の主題歌を担当しているのは、ポップスとロックの境界線を自由に行き来するユニット『Lamp in the Terran』です。彼らの楽曲はアニメの世界観と見事に調和していて、特にオープニングテーマ『Daylight』は眩しいばかりの疾走感と儚さを併せ持つ名曲です。
彼らはインディーズ時代からアニメソングシーンで注目を集めていましたが、この楽曲で一気に知名度を上げました。歌詞には主人公の孤独と希望が織り込まれていて、アニメのテーマを音楽で見事に昇華しています。サビの転調が特に印象的で、何度聴いても新鮮な驚きがあります。