背景を描くとき、まずは全体のバランスを考えることが大切だ。キャラクターが主役なら、背景はあくまで脇役として主張しすぎないように気をつける。例えば、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の背景美術は、キャラクターの感情を引き立たせるために控えめながらも緻密に描かれている。
細部にこだわりすぎると時間がかかるので、遠景はブラシのテクスチャを活かしてざっくりと、近景だけディテールを上げるのも手。背景のパースが狂っていると違和感が出るので、定規や3Dモデルを活用するといい。最近はCLIP STUDIO PAINTのパース定規が便利で重宝している。
色選びも重要で、暖色系と寒色系の使い分けで季節感や時間帯を表現できる。夕焼けシーンならオレンジと紫のグラデーションが効果的だ。練習としては、写真をトレースして構造を理解するのがおすすめ。