4 Jawaban
平安貴族の下で働く人々のドタバタが楽しい『陰陽師』の藤原道長周辺の描写は最高ですよ。偉い貴族の愚痴を聞いたり、夜這いの手伝いをさせられたり、下っ端たちの苦労がコミカルに描かれています。
特に面白いのは、主人の不始末の後始末に奔走する家来たちの描写。『あぁまた殿のご乱行か…』とため息をつきながらも、知恵を絞って問題解決にあたる姿に共感が持てます。歴史物なのに職場コメディのような親近感があって、現代の会社員にも通じるものがありますね。
『のぼうの城』の家臣団の描写は秀逸ですよ。でくのぼうと呼ばれる主人を支える家来たちの奮闘が、史実を基にコミカルに描かれています。
戦の準備で大慌てする様子や、農民出身の家来が武士の作法に戸惑うエピソードなど、堅苦しいイメージを覆す生き生きとした描写が特徴。特に、戦場で繰り広げられる家来同士の駆け引きは、まるでビジネス会議のような臨場感があります。身分制度の中であくせく働く人々の姿が、現代のサラリーマンの悲哀と重なって見えてくるんです。
『サ道』ならぬ『侍道』的な楽しみ方を提案しましょう。『武士の一分』では、下級武士のささやかな日常が丁寧に描かれています。
刀の手入れに半日かけるこだわりや、僅かな俸禄でどうやって着物を繕うかといった生活の知恵が細かく、まるで時代小説版『のだめカンタービレ』のような等身大の楽しさがあります。主君の機嫌を伺いながらも、自分なりの楽しみを見つける姿勢が清々しい。
特に印象的なのは、畑仕事をしながら『これも立派な武士の務め』と自分に言い聞かせる主人公の姿。現代のワークライフバランス論にも通じるものがあります。
侍の暮らしって意外と地味で面白いんですよね。『武士の家計簿』は実際の史料を基に、加賀藩士のリアルな家計を追ったノンフィクション。
給料の大半が借金返済に消えるとか、冠婚葬祭で赤字続きとか、現代のサラリーマンと変わらない苦労話が満載。特に面白いのは、当時の武士がどれだけ『借金地獄』に悩まされていたかという描写で、身分の高さと経済的困窮のギャップが笑えると同時に考えさせられます。
登場人物たちが帳簿とにらめっこする姿は、まるで江戸時代版『ブラック会社に勤めてるんだが…』みたいなノリです。