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書き上がった原稿が最初の構想と全然違うなんて、よくあることだよ。むしろそれだけ作品に没頭できた証拠だと思う。『風の谷のナウシカ』の漫画版がアニメと全く異なる展開になったように、媒介によって最適な表現は変わるもの。
大切なのは読者が感じる作品の一貫性。大幅に変わったなら、最初から最後まで通して読み、テーマやキャラクター成長の軸がぶれていないか確認しよう。変更点が物語を豊かにしているなら、それは成功だ。最初の案は単なる出発点で、到着地点が違っても構わない。完成した作品が読者に届けるべきものをきちんと伝えられていればいいんだから。
創作って生き物みたいなところがあるじゃない? 育てているうちに形が変わっていくのは自然なことだと思う。自分が書いている最中にキャラクターから「こんな行動は取らない」と声が聞こえてくることさえある。
そういう時は一旦原稿から離れて、別の角度から作品を見直してみる。散歩しながら物語の核心は何だったかを考えると、当初の構想と現在地のギャップが明確になる。『スター・ウォーズ』の初期脚本が何度も書き直されたように、良い作品になる過程で方向転換はつきもの。むしろ変化を受け入れる柔軟性が、思いがけない傑作を生むんだと思う。
書き始めた瞬間から物語が勝手に動き出す感覚、あるよね。キャラクターたちが予想外の行動を取ったり、プロットが思ってもみない方向へ転がっていく。そんな時はむしろ楽しむ姿勢が大事だと思う。
『ハリー・ポッター』シリーズのロワン・キャラクターが作者の意図を超えて成長したように、予定外の展開は作品に命を吹き込むチャンスでもある。重要なのは、最初の構想に固執せず、物語の自然な流れに耳を澄ませること。書き直しは苦痛に思えるけど、完成形を見た時に最初のプランより深みのある作品になっていることが多い。
メモ帳を別に用意して、削ったアイデアや変更点を全て記録しておくのもおすすめ。後で読み返すと、それが新作の種になることもあるから。
物語が予想外の方向へ進む時、最初は戸惑うけど、そこで生まれるエネルギーを信じてみよう。『鋼の錬金術師』の作者が途中でキャラクターの関係性を大きく変更したように、時として作者の意図を超えた展開が作品に深みを加える。
重要なのは、変更点と当初のテーマが矛盾しないかチェックすること。ノートに二つのバージョンを並べて書いてみると、どちらが作品の核に沿っているかが見えてくる。変更がテーマを強化するならば、それは進化だと考えていい。逆にブレてしまうなら、一旦立ち止まる勇気も必要。創作とは常に選択の連続で、その判断の積み重ねが作者のスタイルを作っていく。