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昔の重巡洋艦と今のミサイル巡洋艦じゃ、まるで別物みたいな武装の差がありますよ。第二次大戦期なら、『大和』のような戦艦に匹敵する20cm三連装砲を積んだり、対空機銃をびっしり並べたり。当時は装甲厚が命でしたから、舷側に分厚い鋼鉄を張るのが普通でした。
現代なら、砲戦より数百キロ離れた敵をミサイルで叩くのが基本。レーダーかく乱のためのECMや、飛来するミサイルを撃墜するRAM(ローリングエアフレームミサイル)のような新しい防御システムが発達しました。面白いのは、現代艦はステルス性を重視して上部構造を傾斜させていること。技術の進歩ってすごいですね。
漫画『蒼き鋼のアルペジオ』のイオナみたいな、未来的な巡洋艦の武装設定って現実とどう違うのかよく考えます。現実の最新鋭艦は、レールガンやレーザー兵器の実験艦が出始めてるけど、まだ主流は従来型のミサイルと砲。
面白いのは、現代の艦艇が『ネットワーク中心の戦い』を意識している点です。単艦の火力より、他艦や航空機とデータを共有して共同攻撃する能力が重視されています。防御も、装甲より電子戦能力。ジャミング(電波妨害)やデコイ(囮)でミサイルをそらす技術は、もうSFの領域じゃないんです。
巡洋艦の武装システムって、実に多様で興味深いんですよね。特に現代のものは、対空・対艦・対潜と全方位の戦闘能力を備えています。
主砲としては、昔ながらの連装砲塔から最新の自動装填式単装砲まで様々。『艦隊これくしょん』のようなゲームでもお馴染みの155mmや203mm砲は、今でも沿岸攻撃に有効です。対艦ミサイルはハープーンやブラモスといった長射程のものが主流で、艦のサイズによって搭載数が大きく変わります。
面白いのはVLS(垂直発射システム)で、これ1つで防空ミサイル、巡航ミサイル、対潜ロケットまで打てるんです。イージスシステムとの組み合わせは、まさに現代艦の象徴ですね。装甲より電子戦とCIWS(近接防御火器)で生き残るという発想の転換も特徴的です。
ゲーム『World of Warships』をやっていると、巡洋艦の武装の変遷がよく分かります。1920年代の巡洋艦は、とにかく大口径砲をたくさん積むことにこだわっていました。例えば『ペンザコラ』級の10門配置とか、『モガミ』の15門とか。
でも現代の『タイコンデロガ』級なんかを見ると、ミサイルセルが128基もあって驚きます。防御も、昔は水中防御区画とか装甲デッキが重要視されたけど、今はNBC(核・生物・化学)防御システムが標準装備。艦載ヘリによる対潜戦も、現代巡洋艦には欠かせない能力です。こうやって比べると、海戦の形そのものが変わったのが実感できます。