関節鳴らしに関する誤解は昔からありますね。整形外科の先生に聞いた話だと、指が太くなるどころか、適度な関節鳴らしは可動域を維持するのに役立つ場合もあるそうです。ただし、これはあくまで正常な範囲内での話。『British Medical Journal』に載っていた研究では、関節を1日20回以上鳴らした人でも、15年間観察しても変形性関節症の発症率に変化がなかったと報告されています。
実際、50年以上にわたる複数の研究で、関節鳴らしと関節炎や変形の関連性は確認されていません。2011年の『Journal of the American Board of Family Medicine』に掲載された研究では、習慣的に関節を鳴らす人とそうでない人の間で関節の太さに有意差がないことが示されています。むしろ気をつけるべきなのは、過度に関節を鳴らすことで靭帯を伸ばしてしまう可能性がある点でしょう。