「分かんないよ」というフレーズがタイトルに含まれる作品は、意外と探すのが難しいかもしれません。日本のメディアでは、このような日常的な言葉をそのままタイトルに使うケースは少ない印象があります。
ただし、海外作品では『The Perks of Being a Wallflower』(邦題『サイダーハウス・ルール』)の主人公のセリフに近いニュアンスを感じます。主人公が社会に適応できないもどかしさを『I don't know』と繰り返すシーンは印象的でした。日本のライトノベルだと『僕は友達が少ない』の主人公の孤独感も、この言葉に通じるものを感じますね。
直接のタイトルではありませんが、『涼宮ハルヒの憂鬱』の長門有希の無表情なセリフ回しや、『化物語』の戦場ヶ原ひたぎの『しらない』連発も、このテーマと精神的な親和性があるかもしれません。
タイトルに「妙だな」という言葉が入っている作品を探すのはなかなか難しいですが、いくつか思い当たるものがあります。例えば、小説家・京極夏彦の『魍魉の匣』には「妙な」という表現が頻繁に出てきますが、残念ながらタイトルには含まれていません。
一方で、海外作品では『Stranger Than Fiction』(原題の直訳は『フィクションより妙な』)という映画があります。ウィル・フェラーの主演作で、主人公が実は小説の登場人物だと気付くというメタフィクション的なストーリーが展開します。この作品はタイトルそのものが「妙だな」というニュアンスを含んでいて、まさに求めているものに近いかもしれません。
日本では日常会話でよく使われる「妙だな」という表現ですが、タイトルとして採用されるケースは少ないようです。むしろサブタイトルやキャッチコピーとして使われることが多い気がします。