最果タヒの詩は英語翻訳版がいくつか出版されています。特に『夜空はいつでも最高密度の青色だ』の英訳 'The Night is Always the Densest Shade of Blue' は、ニューヨークの独立系出版社からリリースされ、現代詩ファンの間で静かな話題を呼びました。
翻訳の難しさとして、彼女の作品に頻出する「歯茎」「唾液」などの身体的なイメージを英語圏の読者がどう受け止めるかが興味深いところ。日本語の歯切れ良いリズムは英語だとややロストしがちですが、代わりに訳者が創意工夫でニュアンスを再構築しています。海外の書評サイトでは『医療的イメージと抒情的な視点の融合が新鮮』と評されることが多く、特に若い詩人たちから共感を集めているようです。