海外配信の波が来た頃、驚きの一つ目は国ごとの“受け取り方”の差を目の当たりにした瞬間だった。特に『Yuri!!! on ICE』に関しては、作品の持つ静かな温度感や登場人物の繊細な感情が、海外では熱量の高い“応援文化”に変換されていったのを見て、本当に驚いた。私は当初、日本のファンが抱くような内省的な見方を期待していたのだけれど、海外のファンはキャラクター同士の関係性を祝福する形で大量のファンアートや同人作品、コスプレを生み出し、さらに大会やイベントで作品をテーマにしたパフォーマンスが行われるまでになった。