細かい装飾が全体の説得力を左右すると考えており、そこに労力を割くのが好きだ。狩人らしい小道具で欠かせないのは、識別できる“アイコン”的な一つの小物だ。私の場合は首から下げる紋章やメダリオンをそれにしている。金属風に見せたいときは、軽量プラスチックを銀色に塗装してエイジングをかけ、真鍮パーツは使い分ける。
他に用意するものとしては、使い古した布巻きの包帯風アクセサリー、ベルト付きの小物入れ、携帯用の小型ランプ(のプロップ)、そして
短剣や狩猟用の短い棍棒などがある。これらは見せ方次第で“道具として常に携行している”感を演出できる。素材は布と合皮を中心に、ジョイント部分だけ硬質素材にして可動性を保っているのが私の工夫だ。
参考にしたのは『The Witcher』の狩人像で、実用性と装飾のバランスがうまく取れている点を取り入れた。最終的には自分が動きやすく、写真映えすることを優先して小道具を配置している。満足のいく見た目になったときの手応えがまた作り直す原動力になっている。