『ターミネーター2』のラストシーン、溶鉱炉に自ら沈んでいくT-800のサムライのような潔さは忘れられない。機械でありながら人間の感情を理解し、ジョン・コナーを守るために消えていく。あの赤い光がゆっくりと消えていく映像と、「I know now why you cry」という台詞の組み合わせは、SFアクションの枠を超えた感動を生んでいる。
『ファイト・クラブ』の最終シーンは、爆発するビルを背景に主人公が恋人と手を繋ぎながら眺めるシーンが強烈に記憶に残っている。あの瞬間の不気味な美しさと、ナレーションの『You met me at a very strange time in my life』という台詞が完璧にマッチしていて、何度見ても鳥肌が立つ。
特に印象的なのは、ピクシーズの『Where Is My Mind?』が流れるタイミングで、狂気と解放が同時に表現されているところ。あの終わり方は単なる衝撃ではなく、ある種の救済すら感じさせてくれる。エドワード・ノートンの演技も最高潮で、観客を最後まで引き込む力がある。