韓国ドラマで“契約結婚”をテーマにした『The Marriage Contract』も取り上げたい。こちらはコントラクトの背景にある事情が重く、人間関係の濃さや葛藤をしっかり描くタイプだから、感情移入するとかなり引き込まれる。軽いラブコメとは違った深みがあるので、恋愛の“演出”ではなく当事者の痛みや成長を見たい時に向いている。
ラブコメ寄りで擬似恋愛のトリックを楽しみたいなら『ニセコイ』や『オオカミ少女と黒王子』がおすすめ。どちらも最初は嘘や駆け引きから始まる関係性が魅力で、擬似夫婦的なノリやすれ違い、そこから芽生える本当の感情を見るのが楽しい。海外のドラマだとコメディタッチで“偽装関係”を扱う『Marriage, Not Dating』も、軽快な会話と誤解の連続がストレス発散になる。
個人的には、まず気分に合わせて選ぶのが一番だと思っている。現実味のある生活描写でじんわり来たいなら『逃げるは恥だが役に立つ』から、テンポ良く笑いたいなら『ニセコイ』や『Marriage, Not Dating』から入るといい。どれも“契約”や“演じる関係”がテーマなので、『私たち結婚しました』の雰囲気が好きならきっと楽しめるはずだ。
昔のあるセリフがふと頭をよぎることがある。『Spider-Man』の伯父さんが放った「With great power comes great responsibility.」という言葉は、劇中のあの瞬間だけでなく、その後の展開全部を背負っているように感じられる。
僕の中で印象的なのは、力を手に入れた若者が無責任な選択をした結果、取り返しのつかない事態になる場面だ。伯父さんの言葉は叱責でも説教でもなく、静かな原理として示される。その場面を見たとき、登場人物の内面が一気に変わり、選択の重みが視聴者にも伝わる。自分が同じ立場だったらどうするかを考えさせられるからこそ、ファンの間でずっと語り継がれているんだと思う。
誰かのために何かをする時、ただ正義感に突っ走るだけでは足りない。伯父さんの名言は、若いヒーローが成熟するきっかけとして機能している。それが好きで、今でも作品を観返すたびに胸に刺さるんだ。