青春小説の枠を超えた逆転劇なら、'弱キャラ友崎さん'が光ります。ゲームの世界では最強プレイヤーでも、現実ではコミュ障の主人公が、クラスの人気者に人生を指南されるという逆転の発想が新鮮。
ここでの逆転は戦闘や事件ではなく、主人公自身の価値観がひっくり返る過程にこそ意味があります。最初は「人生は
クソゲー」と諦めていたのが、少しずつ現実と向き合い始める姿には共感せざるを得ません。特に文化祭のエピソードでは、今まで見えなかった
クラスメートの本音が明らかになり、関係性が一変する瞬間がたまりません。