5 Answers
Amazon Prime VideoやNetflixといったサブスクリプションサービスには、オリジナルドキュメンタリーとして監督インタビューを特集したコンテンツがある。『メイド・イン・ジャパン』シリーズでは、日本映画の黄金期を支えた監督たちの貴重な証言をまとめている。
地元の図書館の映像資料室も意外な宝庫だ。特に大きな図書館では、地域ゆかりの映画監督のインタビュー記録を所蔵していることがある。貸出はできないが、館内で視聴できる貴重な資料が多い。
海外の映画専門サイトでも日本人監督のインタビューが見つかることがある。『The Criterion Collection』のウェブサイトでは、小津安二郎や溝口健二といった巨匠のインタビュー記事が英語で読める。
また、大学の公開講座や文化施設のイベント記録も見逃せない。東京藝術大学の映画学科では、卒業生である著名監督の特別講義が公開されることがあり、細田守監督の創作論などが話題になった。こうした専門的な話を聞ける機会は貴重だ。
インターネットアーカイブを活用すれば、過去のテレビ番組で放送されたインタビューを発見できる場合もある。
ファンコミュニティが運営する非公式サイトには、一般メディアでは得られない情報がある。例えば、『時をかける少女』の原恵一監督について詳しく書かれたファンサイトでは、小さなイベントでの質疑応答記録まで丁寧に保存されていた。
SNSの検索機能を使えば、最近行われたトークイベントのレポートが見つかることも。特にTwitterでは、映画館で開催された舞台挨拶の内容を詳しくツイートしている熱心なファンが少なくない。
映画監督のインタビューを探すなら、まずは公式配信サービスをチェックするのがおすすめだ。例えば、『ジブリ』作品の宮崎駿監督のインタビューはスタジオジブリの公式YouTubeチャンネルで公開されていることが多い。
また、映画祭の特設サイトも貴重な情報源だ。カンヌやベルリン映画祭の公式サイトでは、受賞作品の監督と行った独占インタビューがアーカイブされている。特に是枝裕和監督のような国際的に活躍する日本人監督の話は、そこでしか聞けない深い内容が多い。
個人的に面白いのは、NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』だ。映画監督特集では、現場のこだわりや創作の裏側が丁寧に描かれている。黒沢清監督の回は特に印象的だった。
映画雑誌のオンライン版を定期的にチェックしていると、監督インタビューが掲載されていることがよくある。『キネマ旬報』のウェブサイトには過去の著名監督へのインタビューが豊富に保存されており、北野武や河瀨直美の鋭い発言を読むことができる。
最近では、映画のBlu-rayやDVDの特典ディスクにも注目だ。特にアニメーション作品では、押井守や新海誠の制作秘話が収録された特典映像がファンから高い人気を集めている。劇場公開時には語られなかった裏話など、貴重な内容が多い。