ライブ録音は観客のノイズが低域や高域に散在するため、スペクトラムにバラつきが出る。さらに公式のライブ盤でも後処理やオーバーダブ(重ね録り)が入ることがあり、拍手の始点が不自然にフェードインしていたり、ソロのテイクが滑らかすぎると編集の痕跡を疑う。『でんこうせっか - Live at Zepp Tokyo 2012』の公式リリースと現地録音を比べると、そうした差が顕著に出た。
さらに、クレジット欄に『録音:ライブ・ミックス』とか『Live at ○○』と書いてあればほぼ確定だ。配信サービスでは時にミックス違いの別テイクが混在するので、曲のバージョン名や収録アルバム名を確認する癖をつけると、でんこうせっかの公式音源かライブ音源かを素早く見分けられる。例として『Lemon』のライブ映像を聴いたとき、観客のコーラスがしっかり入っていたのでライブだとすぐ判断できた。