「幸せの黄色いリボン」の起源を探ると、ピート・ハミルの1971年の新聞コラム『Going Home』に行き着きます。この実話をもとに作られたのが、1973年の映画『追憶』ですね。小説として直接の原作は存在しないのですが、ハミルの文章自体が短編のような叙事性を持っているため、文学作品として扱われることもあります。
興味深いのは、この物語がアメリカで広く知られるきっかけが、トニー・オーランド&ドーン楽団のヒット曲『Tie a Yellow Ribbon Round the Ole Oak Tree』と時期を同じくしている点。文化的なシンボルとしての黄色いリボンは、ここからさらに発展していきました。メディア横断的な広がりを見せる稀有なケースだと言えるでしょう。