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第488話

Auteur: 冷凍梨
浩賢のその一言で、頭の中が真っ白になった。

その場に立ち尽くし、舌の奥がこわばる。

「な、何のこと……?」

どうして浩賢まで昨夜のことを口にするのだろう。

それ以上に衝撃だったのは――

浩賢は、昨夜八雲が私と一緒にいたことを知っているような口ぶりだったことだ。

まさか、私と八雲の関係を知ってしまったのだろうか。

手のひらにじわりと汗がにじむ。

昨夜、いったい何があったのだろう。どうして、誰も彼もこんなにも様子がおかしいのか。

その疑問を口にする前に――

別の声が先に響いた。

「藤原先生……つまり、昨夜、八雲先輩は水辺先輩と一緒にいたということですか?」

同時に浩賢と振り向く。

書類を抱えた葵が、薔薇子の隣に立っていた。顔色は青白く、大きな瞳はすでに赤く染まっている。

書類を握る手には力がこもり、指の関節が白く浮き出ていた。必死に感情を抑えているようだ。

長いまつげがかすかに震え、その先に光るものが滲む。声もすでに揺れていた。

「水辺先輩……本当なんですか?」

胸の奥で、また嫌な予感がした。

まさに、災難続きだ。

こちらでは浩賢の疑念に対応しきれてい
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