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187.知りたかった社長と知らない社長⑧

작가: Aica
last update 게시일: 2026-01-28 07:38:18

あたしは気合を入れ直して会議室を出ようとすると。

今度はなぜか会議室の前に本村さんが壁にもたれて立っていた。

「お疲れ」

「えっ!本村さん!? あれ? 本村さんも忘れ物ですか?」

「いや、ちょっと瑞希……藤代に用があって戻ってきたんだけど、なんか取り込み中みたいだったから」

「あっ、すいません! じゃあ、藤代さんもう向こう行かれましたよ?」

「あぁ、うん。あいつはまた後でもいいよ。急ぎじゃないし。それより……ちょっといい?」

「あたしですか?」

「うん。ちょっともっかい会議室入って」

「あっ、はい」

辺りを見回して本村さんが会議室へと入ってくる。

「藤代さんに用事があったんじゃなかったんですか?」

「うん。そう思って戻ってきたんだけどね。中覗いたら、あまり他では聞かれちゃマズいこと二人で話してたみたいだから、誰も聞かれないように監視してた」

「あっ、そっか……そうですよね」

「まぁ誰もいなかったから大丈夫だけど。っていうか、露骨に名前出したのは瑞希だしね。会社ではあまりそういう話しないように、ちゃんと言っておくよ」

「あっ、はい……。そういえば、本村さんと社長、藤代さんと学生時代から
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  • おいしい契約恋愛   232.何気ない幸せ⑧

    「それならやっぱりこうやって伝えていくしかないよな」「こうやってって……?」「オレの気持ちが信じられないんだろ? なら、どんだけオレかお前を求めてるか、こうやって実践してお前の記憶や身体に刻みつけてくしかない」「えっ!?」本気か冗談かわからないような言い方に、あたしは一瞬戸惑う。「お前は今そこまで実感も自信もないかもしんねぇけど、オレはもうこうやって何かあったらお前にちゃんと気持ちを伝えたいって思うし、触れたいって思う」「慧さん……」だけど、そうやってちゃんと伝えてくれるその言葉で冗談じゃないことがわかる。「だから、これからお前が実感ないなら、オレが実感させてやる。そもそもお

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