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第858話

Autor: 落流蛍
千代は激しい興奮で血が逆流するような気持ちだった。

商治は紹介した。

「母さん、彼女は小林水子。俺の友達」

そう言ってから、水子にも言った。

「こっちは俺の母」

「初めまして、小林水子と申します。よろしくお願いいたします」

千代は水子をじっくり見つめ、口元に笑みを浮かべた。見れば見るほど気に入ったようで、特に友達という言葉に喜びがにじみ出ていた。

「水子さんね?飛行機で疲れたでしょ。さあさあ、中に入って休んで」

水子は千代に手を引かれて家の中へ入った。

振り返って商治たちに助けを求めるような視線を送ったが、彼らは笑っているだけで、助けに来る様子はなかった。

「僕は先に帰るよ。君たち親友同士でゆっくり話すといい」

時也はそっと華恋の頭を撫でた。

華恋が彼の触れ方に全く抵抗しないとわかってから、時也は何かと彼女に触れるようになった。

華恋自身は気づいていなかったが、時也ははっきり感じていた。

華恋は時也に対して、まったく警戒心を持っていない。

それに気づいたときから、彼は何夜も眠れなかった。

華恋は時也の後ろ姿を見送ったあと、商治と一緒にリビングへ戻った。

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