共有

第1024話

作者: リンフェイ
今は唯花も唯月も大人になり、両親の家を取り戻す力をつけてきた。それには玉置も大賛成だった。

「当時、はっきりとあなた達は言っていましたよね。賠償金をもらえるなら老後の世話も、墓のことだって構わなくていいって。あなた達は姉妹二人を育てたことだってないのに、よくもまあ、彼女たちからお金をもらおうとできますよね?あなたのところの息子や孫たちはかなり裕福じゃないですか、どうしてそっちにお金を出せと言わないんです?

人の不幸から大金をもらい、しかも両親を亡くした娘さんたちをいじめるなんて、一家揃ってやることが行き過ぎてるんですよ。神様の天罰を受けるのは彼女達じゃなくて、あんた達のほうです。もうそんな年でしょうし、あと何年の命です?自分たちの行いを振り返ると、地獄に行くことは必須でしょうね。あんたら一家は一人たりとも来世なんてないでしょうよ」

村人の中には、嫁に行ってしまった娘は実家の財産を相続する権利はないと考える者も確かにいた。しかし、内海ばあさん達がやったことはさすがに行き過ぎていたから、思わず口を挟んできた。

「あの人たち一族揃って、そもそも恥の知らない人たちでしょう。みんな金を持
この本を無料で読み続ける
コードをスキャンしてアプリをダウンロード
ロックされたチャプター

最新チャプター

  • 交際0日婚のツンデレ御曹司に溺愛されています   第2148話

    理仁は自分にとても優しく、一生でも使いきれないお金を稼いでいたとしても、唯花はやはり、自分で稼いだお金を使うと譲らない。自分で稼いだお金を使うのはとても気分がよく、心理的な負担がないと言うのだ。理仁は自分の財産全てを彼女に差し出したが、唯花がそれを使うことはほとんどなかった。「私は大丈夫、まだ若いんだからとっても健康で元気満々よ。昨日の夜とても早く寝たから、今はすっごく調子がいいの」そう言いながら、唯花は座って笑った。「そういえば暫くあなたに愛のこもった朝食を作っていなかったわね。今日は早く起きたことだし、あなたに作るわ」理仁も笑った。「俺たちがまだ結婚したばかりの頃の普通の夫婦生活が懐かしく突然思ったよ。君は毎日朝起きると、家で朝食を作ったり、外で何か買ってきてくれたりしたよね。俺は初めて外で買ったのを朝食として食べたぞ」「私も懐かしいな。ねえ、だったら、今日はフラワーガーデンのほうに帰って暫くあっちで過ごさない?」「君が決めていいよ」理仁は見事な溺愛っぷりでそう返事をした。二人の家庭では全て唯花に決定権がある。「先にお風呂に入って、ちょっとしたら下に行って朝食を作るわね」理仁は言った。「もうキッチンのほうが朝食を用意しているから、週末にしようか。週末はどちらも休みだから、愛のこもった朝食を作ってくれ」「週末は過ぎたなかりで、また数日しないと週末は来ないでしょ。いえ、二日後にはA市に行かなくちゃ。二日早めに行ってその分長く滞在しよう、芽衣ちゃんに会いたいわ」理仁は少し考えて言った。「それもいいよ」そして唯花はお風呂に行った。彼女が浴室から出てきた時には、理仁はすでに着替えを済ませ、ドレッサーの椅子に座って唯花を待っていた。唯花が髪も洗ったのを見て、彼はすぐにドライヤーを持ってきて注意した。「朝から髪を洗うなんて」「さっきうっかり髪が濡れちゃったから、いっそ洗っちゃおうと思ったの」理仁は唯花に近づいて引っ張り、ドレッサーの前に座らせて髪を乾かしてあげた。唯花は鏡越しに理仁を見つめた。「理仁」「うん」「あなた自ら私の髪を乾かしてくれるってみんなが知ったら、驚くかしら?あなたって世間の目では偉そうに上に君臨する結城家の御曹司よ」理仁は笑って言った。「誰にどう思われても構わないさ。俺は

  • 交際0日婚のツンデレ御曹司に溺愛されています   第2147話

    唯花が目を覚ました時にはすでに翌日の朝になっていた。彼女は目を開けて、自分がベッドに横になっているのを見て、ぼんやりとしていた。車の中にいたのではないかと考えていた。一体どれだけ寝ていたのだろう?横を向くと、隣に見慣れた人の姿があった。彼女は横向きに姿勢を変えて、静かに理仁を見つめていた。見ているうちに、思わず手を伸ばして彼の顔を触った。こんなに素敵な男性が自分の夫なのだ。その考えが唯花の心を甘く満たした。近寄って彼の顔にキスをしようとした時、理仁が目を開けた。目の前に彼女が迫っているのに気づき、何をされるのか予想して、すぐにまた目を閉じた。唯花は小さな声で笑った。「起きてるでしょ」「いいや、まだ夢を見ている。夢の中で妻が俺にキスをしようとしているんだ。キスをもらってから起きるとしよう」その言葉に唯花はぶはっと笑った。「話しているのに、まだ寝てるって言い張る気?」「これは寝言だ」仲良い夫婦である今は、キスをするのが彼らにとって一番好きな日常のスキンシップだった。唯花も恥ずかしがることはなく、彼の体に覆いかぶさり、彼の唇に口づけをした。理仁は唯花の頭を押さえてもっと深いキスをしようとしたが、彼女のほうが唇の位置をずらして、理仁の顔に細かくキスの雨を降らせた。「そろそろ起きていいわよ」理仁は目を開けて、少し不満そうにしていた。彼は唯花の赤い唇をツンツンと突っつき、言った。「キスをされるとわかっていれば、もっと寝ていたのにな。君に服をはぎ取られてから起きればよかった」唯花は彼の体から離れ、手を伸ばして優しく彼の顔をつねった。「寝ている時に、服を脱がしたりしないわよ。あなたみたいに、私が寝ているのに……」理仁は唯花を懐に抱きしめ、小さな声で笑った。「俺だってたまにしかしないよ」「今何時?私何時間寝てたの?」理仁は携帯を手にとり、時間を確認して言った。「まだ早いよ、七時にもなってない」「外はもう明るいわね」「今の時期は、朝六時過ぎでももう明るくなってるよ。あと一、二か月したら、日が短くなるね。ここ暫くの間、あまりいろいろ走り回ったらダメだぞ。しっかり休まないと。あんなに小さな陽君だって、君がいつも眠そうだって言っていたぞ。つまりちゃんと休んでいないからだ。睡眠時間が減ってるんだ。昨日の

  • 交際0日婚のツンデレ御曹司に溺愛されています   第2146話

    「まだよ」「後で一緒に食べようよ、私がご馳走するから」唯月は笑った。「いいわよ」明凛が近寄ってきて微笑んで言った。「唯月さん、やっと帰ってきたんですね。陽ちゃんったら毎日ずっとぶつぶつうるさかったんですよ。私も唯花も耳にタコができそうでした」陽は当然の如くこう言った。「だって、おかあさんに会いたかったんだもん」母親に会いたくて、まだかまだかとつぶやき続けてはいけないものか?明凛は笑って彼の顔をつねった。店はこの時まだ忙しかったので、三人はそれ以上おしゃべりをしなかった。高校生たちの帰宅時間が過ぎ、だんだん静かになっていった。唯花は姉に温かいお茶を淹れて持って来ると尋ねた。「伯母様はおうちに帰った?」「ええ、伯母様からご飯に誘われたんだけど、陽のことがあるから、行かなかったの」唯花は何か言いたそうにしていたが、我慢できずにあくびをした。陽は叔母があくびをするのを見て、母親に言った。「おばちゃんはね、毎日ぼくが寝ても寝てないから、いつもあくびをするんだよ」唯月は心配そうに言った。「唯花、体に注意しなさいよ。体が一番大切なんだからね」「お姉ちゃん、心配しないで。最近は睡眠の質がどうも悪くて、昼間はいつもあくびが出るの。昼もあまり寝たくなくて、一度横になったら一生起きなくなりそうだもの」明凛が話を続けた。「お店は私が見るから、こっちにまで気を使わなくていいって言ったでしょ。私が疲れるんじゃないかって心配するけど、私はか弱いお姫様ですか?家では悟からすっごく大事にされて、何もさせてもらえないしさ。自分でお茶を淹れるのだって、火傷したらダメだからってさせてくれないのよ。本屋に来た時だけ、やっと一息つけるの。それに、悟も手伝いに人を手配してくれているし」「私だってたまに様子を見に来る程度よ。あなたは妊娠しているんだから、私も心配なの」唯花は心配されながらも、同じように親友のことを心配していた。唯月は明凛のお腹を見て微笑んで言った。「今はもう妊婦さんなのがわかるわね」明凛も下を向いて自分のお腹を見た。「わかりますか?自分ではまだそんな感じしないんですけど。ただちょっとぷっくりしてきたかなって感じで」「経験者だし、一目で妊婦だってわかるのよ。あと二か月もしたらお腹が出てくるわ。それから暫くしたら、まるでスイカ

  • 交際0日婚のツンデレ御曹司に溺愛されています   第2145話

    「私たちの教育がダメだったの。あなたに正しい考えを植え付けるのに失敗して、歪んだ考えを持つようにさせてしまった。お母さんにも責任があるわ」「お母さん、ごめんなさい、本当に、悪かったわ。私が間違ってた」夕菜も決して馬鹿ではない。父親がここまで冷たくどうするか選べと言ったのなら、絶対に理仁のほうを選ぶことなどできない。自分の全てを失うわけにはいかない。結城理仁という人物は、彼女の一生でただ通り過ぎるだけの存在だ。彼にちょっと寄り道させたくても、留めておくことは不可能だ。沙織はため息をついた。「お父さんもお母さんも、ただ口先だけで間違いを認めるのなんて聞きたくないわ。実際にあなたの行動で証明してもらわないとね。夕菜、これ以上私たちをがっかりさせないでちょうだい。お母さんは二階に行くから、あなたは一人で静かに反省なさい」そう言い終わると、沙織は上にあがっていった。残された夕菜はソファに座り、傷ついて涙を流したり、怒りと恨みに憤慨したりしていた。沙織は娘のことをよく理解していて、すぐには娘が気持ちを切り替えられないとわかっていた。娘には考える時間を少し与える必要がある。もし、結局理仁を諦められないなら、もう救いようがない。辻家のこの騒動など、唯花は知る由もなかった。唯花は理仁に任せておけば、満足のいく答えを彼がくれると信じている。琴ヶ丘で週末を過ごした。そして月曜日。また新たな一週間の始まりだ。市内に戻ると、それぞれ仕事に、幼稚園に行った。唯月は伯母の詩乃に言われ、琴ヶ丘から戻ってきてから、二軒の店を人に任せて、陽は妹に任せてしまった。そして、詩乃と一緒に柏浜に向かった。今月末、理仁と唯花は音濱岳に悠と芽衣の双子の百日祝いに行く予定がある。だから、唯月も一週間しかいられなかった。一週間が過ぎ、唯月と詩乃は柏浜から戻ってきた。唯月は詩乃と一緒に神崎家に行くことはなく、息子が妹の本屋にいると聞いて直接店に向かった。夕日が西の空に傾き、空がまるで炎のように真っ赤に染まった。この時間帯、本屋はとても忙しかった。唯月が中に入ると、妹と明凛がいつもと同じく、一人が客の本を探し、もう一人がレジを担当していた。陽はこの時、子供用の絵本を見ていた。隅の方に座って静かに自分の本をめくっていた。カバンも近くに置

  • 交際0日婚のツンデレ御曹司に溺愛されています   第2144話

    沙織は夫を追いかけて家から出てきた。豊は車に乗る前に、妻にひとこと残していった。「しっかりお前の娘を説得してくれよ。あいつがまだ不倫しようという考えを捨てず汚名を背負って生きていくか、今のままでいるか、どっちかだ。しっかり考え抜いて答えが出たら私に教えろ。もし、まだ悩むようで決められないなら絶対に連絡してくるな。私は娘などいないことにして生きていくからな」沙織は黙っていた。豊は運転手に言って車を出させた。すると、あっという間に彼は家から遠ざかっていった。沙織はどうしようもなく、家に戻ると、娘がソファでしくしくと泣いているのを見て、心が締め付けられた。沙織は夕菜に近づいて、彼女の頭をコツンとつつき、怒りの混じった声で言った。「夕菜、小さい頃から、私たちがしっかり教育してきたでしょ。どうしてこんな馬鹿な事をしたの?星城の結城家の理仁さんね。確かに彼はとっても優秀な方だわ。いくらそうだったとしても、彼にはもう奥さんがいるのよ。それなのにあなたは彼を追いかけ回して、奥さんにふざけた写真を送りつけた。つまり、お二人の家庭を壊そうとした。それに自分は彼の不倫相手になっていいと思ってるのね。夕菜、あなたはとっても素敵な子よ。辻家で育ち、こんなに良い条件に恵まれているあなたと比べられる人なんてそうそういないの。お母さんもあなたがとってもプライドが高いから、普通の男では満足できないって知ってる。もし、結城社長が独身なら、思う存分口説きにいけばいいわ、私たちだって応援するもの。だけどね、彼は既婚者なの。だからもう彼への気持ちに蓋をして忘れてしまいなさい。お母さんとお父さんはずっと仲が良いのよ。一番ああいう不倫をするような人間が大っ嫌いなの。だからあなたにそうなってほしくないわ。もし、あなたが誰かの奥さんだったとしたら、夫の不倫相手をどう思う?殺してやりたいほど憎くない?そんな人間にあなた自らなろうとしているのよ」夕菜は泣きながら言った。「お母さん、だって、私理仁さんのことが好きなんだもん、どうすればいいの?初めて会った瞬間に、夢中になったの」「もう彼のことを考えるのをやめてしまいなさい。思い出さなければ、時間が経って忘れられるから。夕菜、私たちの言うことを聞いて。私たち辻家の人間は正々堂々と正しい道を歩む一族よ。あんな世間に顔向けできない

  • 交際0日婚のツンデレ御曹司に溺愛されています   第2143話

    夕菜は父親に叩かれた頬を手で覆い、信じられない様子で父親を見つめた。父親にぶたれた!夕菜は両親にとって唯一の子供だ。小さい頃から二人に大切に育てられてきた。彼女の才能を伸ばすために父親が彼女に厳しく当たることはあったが、今まで手をあげたことはなかった。それなのに、父親は娘に好きな男ができたぐらいで、平手打ちを喰らわせたのだ。夕菜は悲しくなり、涙を流した。この時、沙織がハッとして、娘が可哀想になり立ち上がると、娘が頬を覆う手を引いて夫に言った。「言葉で言い聞かせればいいでしょう。どうして夕菜に手をあげるの」「今私がお前を殴って、目を覚まさせることができないなら、今後は二度と会社に出入りするなよ。会社に大きなトラブルをもたらすような人間に、任せるわけにはいかない。たとえ私の唯一人の子供であってもだ!夕菜、もう一度言うぞ、彼のことは諦めなさい。社長はお前のことをまともに見たことすらないんだぞ。それなのにお前ときたら、恥も捨てて自ら下賤な不倫相手になろうとするとは。またそんなことをしようとするなら私はお前とは親子関係を切る。お前のような娘など生まなかったことにして生きていくからな!私の娘は品行方正で、きちんとした価値観を持ち、モラルのある人間でなければならない。お前のように真実の愛だとかいう旗を掲げながら、実は他人の家庭を壊そうとしているような、歪んだ考えを持つ人間など、私の娘ではない!うちのビジネスは幅広い。もし、娘が頼れない人間なら、辻一族の誰かに譲ろう。私には姪や甥はたくさんいるからな。必ず一人は辻グループを継ぐ力がある奴がいるさ。私も別に会社の後継者はお前でなければならないわけじゃない。お前のあの身代わり野郎だが、さっさと縁を切ってしまえ。もし、お前がまだあの男と一緒に、親しげな写真などを撮って社長夫人に送ろうとするなら、お前のカードは凍結させる。明日会社でクビにしてやる!」豊は冷ややかに言った。「私は言ったことは必ず実行するぞ!信じられないというなら、好きなようにやればいい。私がお前を会社から追い出さないか試してみろ。響君に会社を任せるかどうか、じっくり見ておくことだな!」そう言い終わると、豊は二階ではなく、外のほうへ歩いていった。「あなた、どこに行くの?」沙織は夫の様子にとても驚いていた。彼女は夫がまさ

  • 交際0日婚のツンデレ御曹司に溺愛されています   第1686話

    佐々木母も莉奈がさっき言った英子の子供たちに対する話はひどすぎると思い怒っていた。しかし、莉奈がお腹を抱えて痛いと叫んでいるのを見ると、すぐに彼女を支えにいって慌てて言った。「早く座って、それより、部屋に戻って横になったほうがいいわ」「お母さん、そいつはただ痛いふりしてるだけだよ。そうやるのはもう何回目よ?」英子は莉奈が本当に腹痛を起こしているとは信じていなかった。「こら、英子」母親は娘にひとこと言い、莉奈の体を支えながら部屋に付き添ってやった。そしてベッドに横たわった嫁の顔が英子に叩かれて赤く腫れているのを見て、息子がそれを見てまた姉と喧嘩するのではないかと心配し言った。

  • 交際0日婚のツンデレ御曹司に溺愛されています   第1718話

    「唯月さんは……」詩乃は、唯月は恋愛に関してはいつも苦労ばかりしているように思えて、言葉を半分だけ口に出して、結局最後まで言わずじまいだった。「隼翔君はまだ人に会おうとしないの?」詩乃は心配そうに尋ねた。「理仁さんと一緒に会いに行っても、彼は会おうとしないんです。理仁さんがメッセージを送っても返事をしたがらないし、電話にも出ないんです。もう心がまいって、私たちが会いに来るのは同情してるからだと思い込んでいるようです」詩乃はまたため息をついた。その時、姫華と善が手を繋いで入ってきた。詩乃がちらりと視線を向けると、善は手を離した。未来の姑はまだ自分を受け入れてくれていないから、

  • 交際0日婚のツンデレ御曹司に溺愛されています   第1677話

    理仁と悟は隼翔の気持ちに気づいてからは彼のことを応援していた。ただ、唯月は本気で再婚を考えておらず、隼翔にも恋愛感情を抱いていない。それに美乃里が激しく拒否していることから、理仁は隼翔に諦めるよう説得しようと考えるようになったのだ。唯月が隼翔の告白を受け入れたとしても、その後美乃里という姑の存在がある限り、幸せになるのは難しいからだ。理仁にとって、隼翔は親友であり、唯月は義姉だ。だから彼もどうすればいいのかかなり悩んでいた。隼翔に諦めるよう説得しても友人としてどうかとも思うし、唯月のほうに隼翔を受け入れてほしいと言っても、彼女を不幸に陥れるようにも思ってしまう。理仁は自分が以前唯花

  • 交際0日婚のツンデレ御曹司に溺愛されています   第1702話

    「唯月さん、一日に二十万は多いとか思わないで。隼翔は今かなり気性が荒くて何をしてもすぐ怒っては物を投げるから。私たちは親だし、今回の事故は私のせいだから、そんな彼の態度になんとか耐えられるだけ。それが他の人になれば、そんな彼に誰が耐えられる?いくら大金をはたいて彼の世話をするヘルパーさんを雇っても、きっとその大金もいらないと思うくらい今の彼は本当に手に負えないのよ」美乃里は一カ月に六百万使って唯月に隼翔の世話をしてもらうのは安いものだと思っていた。息子の状態が良くなるのであれば、いくら費用がかかろうとも問題ない。六百万も彼女にとってはカバン一つの値段でしかない。それに彼女が持ってい

続きを読む
無料で面白い小説を探して読んでみましょう
GoodNovel アプリで人気小説に無料で!お好きな本をダウンロードして、いつでもどこでも読みましょう!
アプリで無料で本を読む
コードをスキャンしてアプリで読む
DMCA.com Protection Status