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第674話

Author: 大落
立花市の都心の商業区にて。

陽の光が巨大なフランス窓を通り抜け、床に明るい光の斑点を落とし、その空間に活気と生命力が満ちていた。

未央はきりっとしたビジネススーツを身につけ、窓の隣に立って、目の前に広がる賑わう街を見下ろしていた。

はっきりしていて聡明な眼差しをしていた彼女は、家にいる時の優しさとは別人のようであり、キャリアウーマンの自信の光を輝かせている。

ここが、まもなく「心の声カウンセリングクリニック」の分院となる場所だった。

「白鳥さん、この条項ですが……」

不動産マネージャーは手を擦りながら、賃貸契約書でさらに自らの利益を引き出そうと試みていた。

未央は振り返り、落ち着いて冷静で、かつ条理的に契約書の不合理な点を指摘し、自らに最も有利な条件を勝ち取った。

交渉の席における彼女は自信に満ち、強く、傍にいた悠奈をびっくりさせた。

契約書にサインしたその瞬間、未央の口元に満足の笑みが浮かんできた。

彼女は悠奈に言った。「今日から、心の声は立花にも分院ができたの」

場所が決まった後、未央は有名なデザイナーには頼まず、自らクリニックの内部レイアウトのデザインに取り
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