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第 4 話

Author: 四方八方
私はスマホを握ったまま、黙っていた。

咲実の声は、ますます恨めしげになった。

「あなたは何もかも放り投げて出ていけた。でも私は?何年も彼のそばにいたのに、今じゃ私が一番邪魔な存在みたい......!」

あまりに勝手な言い分で、私は呆れてしまった。

「つまり、私があなたたちの関係を取り繕い続けなかったことを責めてるの?」

彼女が息をのむ。

「そういう意味じゃない」

「じゃあ、どういう意味よ」

長い沈黙のあと、彼女は突然言った。

「......私、彼とは寝てない」

私は足を止めた。

咲実は、それさえ言えば自分の潔白を証明できると思ったかのように、まくしたてた。

「言っとくけど、私たちの間には何もな
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