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第594話

作者: おやき
哲也の現在の容態は依然として極めて危険であり、いつ急変して蘇生措置が必要になるか分からない状況だった。その時、家族が「延命治療を続けるか、それとも諦めるか」の意思統一を図っておく必要があった。

白川家は「治療の打ち切り」を主張し、清華は「治療の継続」を断固として主張した。

両者が一歩も譲らず睨み合っていたまさにその時、哲也が突然「オエッ」と嘔吐し、胃の内容物を噴き出した。それは酸素マスクの内側にべったりと付着し、同時に人工呼吸器がけたたましい警告音を鳴らし始めた。

清華はすぐさまベッドに駆け寄り、ナースコールを連打しながら哲也の酸素マスクを外し、気道に吐瀉物が詰まるのを防ぐため、慌てて彼の口や鼻の周りを拭い始めた。

拭くものが手元になかったため、彼女は素手で直接拭き取った。汚くてひどい悪臭がしたが、彼は彼女の父親なのだ。彼女がただ一つ恐れたのは、彼を救えないことだけだった。

医師と看護師が慌ただしく駆けつけ、状況を見るなりすぐさま緊急の蘇生措置を開始した。

清華は後ろへ押しやられた。完全に意識を失い、医師たちからあらゆる手段で蘇生を試みられている哲也を呆然と見つめながら、彼
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