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第0861話

Auteur: 十一
物音を聞いた女の子は、ドアをバタンと閉め、足音から察すると、状況を確認しに行ったようだ。

早苗は思わず舌打ちをする。「子供のくせに、警戒心が強いんだね」

しかし、学而はそれほど単純ではないと感じている。

村に入った時から、多くの人々が家の前から彼らを眺めていた。内藤家に向かうのを見た途端、それらの視線が急に怪しくなった。

しかも何人か集まって、ひそひそ話を始める者さえいた。

距離があったから、内容までは学而には聞こえなかったが、彼らの話す時の表情から何かが読み取れた。

疑念、驚き、曖昧、見図るような視線だった……

すぐに、ドアが再び開く。

今度は一がドアを開けた。

台所で妹が「同級生が会いにきた」と叫ぶのを聞き、真っ先に凛たちのことを思い浮かべた。

驚きのあまり、椀を落として割ってしまった。

ドアを開けてみると、やはり思った通りだ。

「どうして来た!?」一の目には一瞬喜びの色が浮かんだが、すぐに当惑と驚き、そして一抹の心配と不賛成に変わってしまう。

帝都からこの村まで、どれほどの苦労を伴うか、彼はよく知っている。

だからこそ三人が来ることに賛成できないのだ。
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