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第1075話

Author: 十一
翌朝、陽一は凛が届けてくれた朝食を食べた。

敏子は昨夜凛の家に泊まっていたから、夫婦二人はまだ寝ている。凛は自分で起きてサンドイッチを作った。

「夕飯は何か食べたいものある?これから買い出しに行くわ」

凛は何気なく尋ねた。

陽一がシャツのボタンを留めていると、いきなり動きが止まり、すでに留めた二つのボタンをまた外し、そのまま開けた状態で凛の前に歩み寄る。

だから、凛が顔を上げると、男の引き締まった胸板が目に入ってくる。

凛は思わず唾を飲み込む。「……何をするの?」

陽一は言う。「ボタンを留めてくれ」

そう言って、さらに一歩前に詰め寄る。

凛は呆れ返ったように言う。「自分でできないの?」

そうは言いながらも、凛はボタン一つ一つを留めてやる。

陽一は言う。「できるけど、君にやってほしいんだ」

「なんで?」

「だって……」

次の瞬間、男はうつむき、自然に凛の額にキスを落とす。

「こっそりとキスできるから」

「……」

凛はボタンを留め終えると、陽一の襟元も整えてやる。「はい、できたよ」

陽一は言う。「午後実家に寄るから、夕飯は戻ってこないよ」

「そっか」

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Comments (9)
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美智子
完結じゃなく強制終了みたい...️
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芹沢さん
更新無いな〜と思ったら完結してた! Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
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美桜
賛成です!まだまだ読みたかった!唯一幸せな気持ちになれる小説だったのに〜。
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