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第473話

Author: キラキラ猫
蓮は弁解するように言った。

「家に他の家族がいるから、お前を中に入れられなかったんだ」

彼は六男であり、家には他の兄弟もいる。

湊が真夜中に突然やって来て、しかも裏社会の人間を借りたいなどという話を、家の中で堂々とするわけにはいかなかったのだ。

幸い、二人は昔から仲が良い。夜の散歩に出かけると言えば、家族も不思議には思っても深く追求はしないだろう。

氷点下の中の散歩なんて、普通は誰もやらないが、湊が突然ピタリと止まった。

視線を上げ、潤の別棟の二階から、自分に向けられている視線とぶつかった。

窓辺には、胸元が大きく開いた、深い真紅のネグリジェを着た麗が立っており、湊に向かって妖艶な笑みを浮かべていた。

赤い唇がわずかに開き、声に出さずに「お義兄様」と呼んでいるのがわかる。

湊はスッと視線を逸らし、前を向いた。

蓮も麗の姿に気づき、「おっと」と声を漏らした。全く隠そうともしない声で「やばい!」と叫ぶ。

慌てて自分の目を手で覆い、湊の腕を引いて早足で歩き出した。

「俺は何も見てないぞ。彼女に知られたら、絶対に怒られるからな。な、湊」

湊は足を踏み出し、冷たく鼻で笑
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