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第199話

Auteur: 白川 露
一雄は鼻で笑った。「あの老いぼれめ、何年経ってもその癖が治らない様だな」

「一雄さん、どうなさるおつもりですか?」

「道はもう敷いてやった。その上をしっかり歩けるかどうかは、彼女次第だ」

一雄はデスクに戻って座ると、淡々と仕事を再開した。

直哉は仕方なさそうに首を振り、書類を抱えて部屋を出て行った。

一方その頃、別の場所では。

聖奈は真帆が滞在しているホテルを探し出し、嵐のように駆けつけていた。

真帆と聖奈は一度しか会ったことがなかった。聖奈にドアを開けられた瞬間「どこかで見た顔だ」とは思ったものの、名前までは思い出せなかった。

「あなたは……?」

真帆は聖奈をまじまじと見つめた。

「真帆さん、もう私のこと忘れちゃったの?」

聖奈は泣きそうな顔をした。「私だって一応美少女なんだから。そんなに早く忘れられちゃったらショックだよ……」

真帆は思わず吹き出した。「ごめんなさい。お名前は何ていうの?」

「西園寺聖奈よ」

西園寺……

真帆の脳裏に何かがよぎった。「あなた……西園寺家の人なの?」

「やっと思い出してくれた」

聖奈はホッと胸をなでおろした。「中に入れ
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Commentaires (1)
goodnovel comment avatar
あんこ
病院で相手の男は医師って言わないの? あと一雄は毎回人は付けるけど真帆は毎回襲われてるよね…
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