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第170話

مؤلف: 小円満
時生の表情がわずかに変わった。結局は非があると悟ったのか、津賀家を見逃せとはそれ以上言ってこなかった。

そのとき、優子が突然口を開いた。「昭乃さん……あなたのお母さんの命を支えている医療機器は、全部うちの父が設計したものなんです。それを思って、どうかお手柔らかに……いずれにせよ、父はあなたのお母さんの命の恩人でもあるんですから……」

そう言いながら、彼女はちらちらと時生のほうを見る。まるで、母の機器のことを持ち出して私を脅し、妥協させるよう促しているかのようだった。以前の時生なら、そんなやり方をしたこともある。

けれど、時生はなかなか口を開かなかった。

優子は目に涙を浮かべ、すがるように言う。「時生……昭乃さんに、私の代わりに話してくれない?」

自分はあくまで優しくて大らかな女を演じ、その汚れ役を時生に押しつけるつもりらしい。私は容赦なく、その腹の内を突いた。

「時生に何を言わせたいの?私があなたのお母さんを助けなかったら、私の母の機器を止めて、母が死ぬのを黙って見ろって?」

優子の顔がさっと青ざめたが、否定する勇気はないようだった。

すると、そばにいた時生が言った。「
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