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第49話

Penulis: 小円満
「ええ、売って」

私はためらわずに答えた。

かつて私は、時生の愛情もこのネックレスと同じように唯一無二だと信じていた。

だが彼は変わり、私たちの結婚も壊れ、この証の品は今や皮肉の象徴でしかない。

紗奈はアクセサリーを売り、母の治療費を支払ってくれた。そして、時生と心菜のサンプルを潮見市の有名な親子鑑定機関へ送った。

……

二日後、鑑定結果が届いた。

心菜と時生の生物学的親子関係は99.99%。紛れもなく実の父娘だった。

その結末は、覚悟していたはずだった。

それでも、鑑定書に並ぶ細かな文字を目にした瞬間、脳裏には幼い頃から彼と共に過ごした数々の記憶が一気に溢れた。

私たちは確かに、かつてはあれほど仲が良かった。けれど三年前、心菜が生まれたその時から、すべては変わってしまったのだ。

私はもはや時生にとって最も大切な存在ではなく、簡単に切り捨てられる人間になってしまった。

「……まあ、いい結果じゃない?」

私は笑みを浮かべ、紗奈に言った。「これ、あなたが預かって。私のところに置いておくと、時生に見つかったとき絶対にただでは済まない」

紗奈は鑑定書を宝物のように抱
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