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第26話

작가: 木真知子
「はぁ......はぁ......宮、宮沢社長......もう無理です!」

ホテルの天井が高く、階段も多い。8階にたどり着いた頃には、井上は息を切らし、足が震えて、今にも倒れそうだった。

「男は簡単に『無理』と言うもんじゃない。あと2階だ、早くしろ」隼人は冷静な顔のまま、彼を促しながら階段を上がり続けた。

彼は今年30歳、井上よりも2歳年上だが、若い頃に平和維持部隊で兵役を務め、退役後も高い自律性を持ってフィットネスやボクシングを続けているため、体力は常人をはるかに超えていた。

20階分の階段を上がることなど、なんでもない。当時、部隊では夜のランニングでグラウンド30周は当たり前だったのだ。

ついに40階に到達した頃、井上は階段に座り込み、息を切らしていた。隼人は冷たい目で彼を見下ろし、呆れたように首を振った。

「宮沢社長、お待ちしておりました」

声を聞いて振り返ると、微笑を浮かべた男が近づいてくるのが見えた。彼の顔立ちは整っていて、澄んだ鹿のような目をしており、女性たちが言う「犬系男子」に近い雰囲気を持っていた。年齢は見た目からは判別しにくい。

「私は林田翔太、高城部
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